9月末に、表参道にある素敵な紙屋さん「ウィングド・ウィール」にて、手紙やカードに添えるイラストとしての「似顔絵教室」なるものを開かせていただきました。なんと私が講師です!ずっと自分で絵を描いてきましたが、人様にお教えするのは初めてでしたので、ちょっとだけ(私、あがり性じゃないので、本当にホンのチョビッとだけ)緊張しました。
似顔絵というのも、もちろんこれを生業としたことはありません。でも、幼い時から父や弟との「紙上けんか」なる、新聞の折込広告の裏スペースなどに相手の顔を描き、ボロボロの服を着せて怒らせたりする遊びからスタートしたので、キャリアだけはもう何十年もあります。学校では授業中に先生やクラスメートの似顔絵を描いたり、高校の卒業アルバムでは、ちょっとキショイ担任の顔写真を使うことにクラスメートが抵抗したため、私のイラストでデコレーションしたり・・・。社会人になってからも、寄せ書きやちょっとしたカードに似顔絵を描いてあげたりして、なかなか評判だった「特技」のひとつではあります。
でもこれを、普段ほとんどお絵かきをなさらない方にどう教えるか?どうやったら楽しんでいただけるか?山藤章二さんの似顔絵塾のサンプルをカテゴリー別に分類し、顔のタイプやパーツの捕らえ方、表現方法などについて「ざっくり」お話するところからはじめました。
画材も、細書き油性ペンでアウトラインを描き、そこに水彩ペンを水で溶いて彩色する方法にしました。これなら家や職場のデスクまわりにあるものだけで、ささっと描くことができますよね?
後でもめないよう、ご自身の顔を描いていただいたのですが、皆さん予想外にお上手で、びっくりしました。ちょっとだけアドバイスするとメキメキと上達して、どなたの作品もすばらしい出来栄えでした。
私は唯一の男性参加者だったH君のお顔をささっと描いてみました。くっきりしたお顔立ちや特徴ある表情が・・・我ながらなかなかの出来で「先生」の面目もたちました♪
似顔絵教室の様子はこちらのYoutube画像でご覧になれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QOkrAtRgY5s