丸の内カフェで"PORTUGAL~ARTE E POESIA”開催中!

2011年1月26日(水)に、丸の内カフェ(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルジング1F)で旅と英会話スキルのセミナー”「私だけの旅」をつくる簡単英会話”の講師を勤めさせていただきました♪受講者の皆さんが、ノリノリで発音練習を一緒にやってくださったので、嬉しかったです。
http://www.marunouchicafe.com/seminar/index.html#20110126

2010年6月1日(火)~14日(月)に丸の内カフェにて、ポルトガルで描いてきた水彩画風景を展示。おかげさまで沢山の方にご来場・ご鑑賞頂きました。ありがとうございます♪

(日本ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントです↓)

http://www.marunouchicafe.com/gallery/index.html#20106130

January 30, 2011

丸の内カフェでの英語セミナー終了!





1月26日(水)19時~の丸の内カフェでのセミナー「私だけの旅をつくる簡単英会話」は、お陰さまで満員御礼の大盛況でした。来場者の皆さんも大きな声で一緒に発音練習してくださったし、終了後大きな拍手&笑顔で講師をねぎらってくださいました。

自分はいわゆる「英語の先生」ではないので、私のような人間が公の場で英会話指導だなんて、大それた企画を・・・と思ったのですが、こんな素敵な機会をくださった丸の内カフェ関係者の皆様に感謝、感謝です。

Public Speakingの訓練は、英語では大学の必須クラスでやってはいたのですが、「日本語での司会」というのは、特にどこかで習ったわけではなく・・・でも実は嫌いじゃなかったりします。緊張はしますが、壇上に上がってスポットライトを浴びると、普段より気合が入る分、頑張れたりもします。

用意していた講座のスクリプトは、自宅で声を出して本読みをしていても、それだけで1時間半になってしまっていたので、会場の反応を汲み取りながら、PCを操作しつつ・・・ということを考えると「ちゃんと時間内で終わるだろうか・・・」ということが唯一の不安材料でした。

当日、直前に1-2ページ分をカットすることにして、何とか時間内に抑えることができました。Q&Aも予想以上に活発に質問が出て、嬉しかったです。

受講者の皆さんにとっての、これからの英語でのコミュニケーションに少しでもお役に立てれば・・・幸いです。そして、素敵な旅&海外での楽しいコミュニケーションの思い出を沢山作ってくださるといいな。
写真はセミナー風景(㊤㊥)と、今回のセミナーで色々とアドバイスをしてくださった亜矢子さんとの会場でのツーショット(㊦)。

January 19, 2011

Sicilia 2010 Giorno 8 -- シチリア冒険記(11)





Finalmente! My last day of the 2010 Summer Adventure in Sicily has come. I have somewhat managed series of troubles here and the last and the most important mission is; GOING BACK IN TOKYO IN SAFE. However, transition time in Rome is about a hour. I cross my fingers not to be late for my international Alitalia flight to Tokyo from Rome!!

シチリア最後の朝。中庭のレストランでの朝食を終えて、昨日買ったばかりのMax Maraのパンツとシャツ、カーディガンに着替え、荷造りをしてホテルのロビーへ。空港では免税品の還付を受けるため、2時間半前には到着できるよう10時にホテルを出発です。

タクシーを呼んでもらい、市内の渋滞と高速道路の工事渋滞に巻き込まれつつも、約50分(チップ込みで50ユーロ)で到着。免税品オフィスに立ち寄り、ブルガリのお財布とMax Maraでのお買い物レシートを見せてTax Refundの書類にサインをもらいました。商品をみせられるよう、免税品だけはトランクにつめず手荷物のバッグによけておいたのですが、税関職員のおじさんは「いいから、いいから」と通してくれました。

…順調です。何だか不思議なぐらい順調です。その足で出発ロビー反対側のTax Refundのカウンター(両替所)へ。さきほどの書類を見せるとカウンターのお兄さんは「日本円が足りないから、ここでは払い戻せない」と難色を示します。

MINA「日本円じゃなくて、構いません。このユーロで提示してある金額そのまま、ユーロでください」
お兄さん「ご本人の住所がある国の通貨でしかお支払できない規則になっていますので、駄目です」
MINA「じゃあどうやって還付してもらえば良いのですか?」
お兄さん「ローマか、東京に戻ってから…」
MINA「ローマでは乗り換え時間が短いので還付手続きはできません…でも、ここにだってこのぐらいの日本円はあるでしょう?(日本人の観光客が入国時に円からユーロに換金してるはず!)」
お兄さん「ぴったりはありません。ここでは日本円の小銭は扱っていませんから」
MINA「小銭分って、いくら足りないんですか?」
お兄さん「(計算して)今日のレートだとあと21ユーロ頂ければ、2万円返金できます」
MINA「21ユーロお払いしますから、2万円くださいな」


言ってみるものです。…まんまと2万円を還付してもらいました。とりあえずここまでは順調です。トラブル続きのシチリア旅行ですが、さすがに最終日の今日はこのまま、トラブルは起きずに無事に日本に帰れるのでしょうか?

アリタリアのカウンターに行き、eチケットとパスポートを提示して搭乗券を発券してもらいます。前方、窓際の席をGET。これで機内からシチリアに最後のお別れができます。でも、パレルモでは東京までの国際便の搭乗券はJAL扱いなので発券できず「荷物はここでお預かりして、そのまま東京に行きますが、搭乗手続きは改めてローマでお願いします」とのこと。1時間の乗り継ぎ時間で国内線から国際線へのターミナルに移動し、搭乗口で発券してもらわないといけないのです。モタモタしていると、乗り遅れて予定通り東京に戻れないかもしれません。

免税品がつまった大きなバッグとトランクを預けようとすると、地上係員の女性は「最近、規則が変わりまして、預け入れ荷物は1つだけになりました」とのこと。トランクの重さは20キロを超えてもOKだというので、大きなバッグからブルガリのお財布(パッケージしたまま)と一番かさばるMax Maraのレインコートと重たい絵の具セットをトランクに移してカウンターに預けました。大きなカバンにはトランクに入りきらなかったMax Maraの服や機内で使用する化粧ポーチ、そしてスケッチブックなどの貴重品を入れて、ちょっとかさばりますがそのまま手荷物として自分で運ぶことしました。

まぁ…ここまでは順調と言えましょう♪

そうこうしているうちに12時になったので、飛行機に乗る前に小腹を満たすことにしました。Barでシチリア名物のスナック、アランチーノ(ライスコロッケ)を見つけたので、エスプレッソと一緒にいただきました。日本ではアランチーノは一口サイズが多いのですが、本場のアランチーノは野球ボールぐらいの大きさで、色合いともあいまってまさに「オレンジ(アランチャ)」のよう。中にはモッツァレラチーズも入っていて、熱々で美味しいのでした。

国内線はオンタイムにパレルモを出発。天気も良く、定刻にローマに到着。ローマに着陸する直前には見慣れた景色が飛び込んで来ました。ローマのテルミニ駅とコロッセオです。当たり前ですが、地図そのままです。あぁ、懐かしいローマ市内の街並みです!

国内線を降りると、急いで国際線ターミナルに移動するシャトルに乗り込み、東京行きの便が出る搭乗ゲートへ。私が到着した時には既に「最終搭乗案内アナウンス」が入っていて、久しぶりに目にする大量の日本人が次々と機内に吸い込まれていきます。

MINA「通路側の席が良いのですが」
係員「あいにく本日は満席でして、通路側のお席の空きはございせん」
MINA「先日ネットで確認した時には、通路側にもいくつか空席はあったのですが、なぜかネット上では予約はできませんでした。なのでこちらで変更していただこうと…」
係員「そうですか…。でもお客様は窓際でご予約されていますね」
MINA「パレルモでも変更をお願いしたのですが、こちらでしか搭乗券は発券できないので、こちらで交渉するようにとのことでした」

何事もクレームをつけなくては始まりません。ダメもとで粘り腰の交渉は続けます。そうこうしているうちに、機内に乗り込む長い行列はすっかり短くなっています。この際、ビジネスクラスにアップグレードしてくれないかな…などと思いながら「足を捻挫しているのであまり動かなくて済む通路側が良いのです」と地上係員の人と交渉を続けていると、カウンターの電話が鳴りました。電話に出た係員は同僚に「乗り継ぎ便が遅れてこの便には乗れないお客様が2名出ました」と報告。そして「通路側の席じゃありませんが・・・非常口横の真ん中の席が空きましたがいかがでしょう?」とのこと。スチュワーデスさんと向かい側に座る、前の席の座席が無いので足を伸ばし放題の席です。 --Why not?

「それで結構です!」と発券してもらい、急いで機内へ。何とか最後の関門だった「乗り換え」も成功!これで予定通り日本に帰れます。しかも、足は伸ばし放題&トイレ行き放題(?)の気ままな非常口横シートまでGET!ついてます!!大きな手荷物は頭上のコンポーネントにしまって離陸。水平飛行に入ったところで再び大きなカバンをコンポーネントから取りだし、足元に置いてフットレスト代わりにします。うーん、楽ちん♪

やはり天候は安定していて、大きく揺れることや遅れることもなく、飛行機は予定時刻より30分ぐらい早く成田に到着。入国審査の手前のトイレで洗面をすまし、メイクを直して、預けていた荷物のターンテーブルへ。すでにターンテーブルは回り始めています。皆、次々と自分の荷物を見つけてベルトから引き上げます。

・・・ところが、待てども待てども私の荷物は出てきません。30分ほどでターンテーブルは止まってしまい、成田では初めての「手荷物確認カウンター」へ。調べてもらったところ、私のトランクは「本日の便には乗っていなかった」とのこと。


…何ですって!?

最後の最後にまたしてもトラブル発生です。手荷物が届かないことに慣れっこのアリタリアの地上職員は「おそらく荷物はローマで積み遅れたのでしょう。一番早ければ、明日のこの時間の便で東京に運ばれて来ますので、明日確認のお電話をさしあげます。ご自宅までお届けしますので、ここに住所と電話番号を…」とパレルモでも書かされた、バゲージ・クレイムの書類を渡されます。

私自身はギリギリ乗り換えに間に合ったものの、自分では歩けないトランクはやっぱり…乗り遅れてしまったのでした。あぁーあ、ついてると思ったのにな。やっぱり最後の最後まで「ハプニングの神様」は私を見逃してはくれないようです。

おかげで成田からの荷物は大きなカバン(だけど中身は軽量)ひとつだけと身軽だったので、夏に開通したばかりの京成の新ライナーで西日暮里経由で帰宅することにしました。確かに、新ライナーだと都内まで30分ちょっとですし、車内もすっきり&スペーシャスなデザインで快適なのですが、西日暮里から飯田橋が遠いので・・・やはり次回はこれまで通り成田エクスプレスに乗ろうと心に決めました。

この時、まだローマで旅を続けていた私のトランクは、結局翌日の同じ便で東京に到着。同日夜に佐川急便さんに送られてのご帰宅となりました。トランクだけは1日遅れたものの、ちゃんと戻って来たし、結果は全てオーライでした。久しぶりのイタリア旅行は予想通り、いえ、予想以上にハプニングが続きましたが、今思えばすべては楽しい思い出(?)。人々のやさしさに触れたり、美しい街並みや優しい人々、律ちゃんとの楽しい時間が過ごせた素敵な旅になりました。

律ちゃん、次回にシチリアを旅する時は、タオルミーナで優雅に連泊しようね♪

January 14, 2011

Sicilia 2010 Giorno 7 -- シチリア冒険記(10)




It is the LAST day for me to do shopping & painting in Sicily all day. Though I sprained my right ankle (ouch!) on the previous day, I can hardly give up but doing whatever I want to enjoy the last moment in this beautiful island. Nothing can stop me and my adventure!

<Giorno 7:パレルモでお絵描き&ショッピング三昧>朝目覚めると、右足首は倍ぐらいに腫れ上がっています。もしかして骨折?と思いましたが、指の1本1本は全てちゃんと動きますし、痛いけれど何とか足首も動かす事ができるので、やはり「単なる酷い捻挫」のようです。旅行用ポーチの中に入れておいた足首用サポーター(古傷があるので、疲れるとよく同じ場所を捻挫するので用心のために常備しています)で足を固定して靴を履くと…ゆっくりですが歩けます。よぉし!今日は昨夕の分を取り返すべく、お絵描き&お買いものを楽しまなくては!

朝食後、痛み止めを飲んで最寄りの薬局へ。知っている限りのイタリア語を寄せ集め、薬剤師さんに症状を説明し「患部の腫れを和らげる塗り薬か何かありますか?」と尋ねます。湿布は日本では一般的ですが、アメリカの薬局には売っていません。なので、イタリアでも当然湿布は無いものと思っていたのですが、薬剤師さんは「塗り薬じゃなくても、これぐらいの四角い布のようなもので、患部にあてて冷やすことができるものがあるわ。薬効成分がついているから症状も緩和するのよ」と説明してくれます。それってもしかして…? 

そう!湿布でした。なぁーんだ、ちゃんとイタリアには湿布があるのね。ちなみにイタリア語では「cerotto medicato(チェロット・メディカート)」ーー直訳すると「薬効絆創膏」まさに「湿布」です。薬剤師さんが出してきてくれたのはバイエル製薬の「Flector」でした。さすがに久光製薬のではありませんでした…。早速右足首に貼って、その上からサポーターを着用して…。完璧です!これでパレルモの観光スポットを回ってお絵描き&お買いものが存分に楽しめそうです。

まず、薬局から700メートルぐらいの所にある、旧市街の入口「ポルタ・ヌォーバ」まで歩きます。そのすぐ隣りのノルマン王宮(現在は州議会議事堂)を眺めた後、そこから300メートルぐらいの所にある「カテドラル」まで戻り、ベンチに座って1枚スケッチすることにしました。12世紀に建てられた巨大建築物ですが、今でも街の人々の信仰の中心地として威厳ある美しい姿で訪問者を迎えてくれます。

力作が仕上がったので、次は買い物もできる高級ブティックや百貨店があるエリアに移動することにしました。カテドラルの前からマッシモ劇場の方面に行くバスに乗って新市街を目指します。今日のお目当てはMax Mara。カジュアルラインのお店だと比較的お値段がリーズナブルなのです。Max Maraが製品ライン別に店舗を構えるリベルタ通りに差しかかったあたりでバスを降りて何軒かお店を回っていると、横丁から良い匂いが…。そう言えば、少しお腹も空いて来ました。

本能のまま小路に入って行くと、「Pizzo Pizzo」と看板のあるお店の前に着きました。これはどうやら、昨夜ホテルのお姉さんがイチオシで律ちゃんも凄く行きたかがっていた地元の人気店のようです。昨夜は日曜定休で入れなかったのでした。ぐうぜん見つけたとは家、我ながら、天才的な食いしん坊本能・・・恐るべし。

店内は混み合っていましたが、おひとり様だったのでカウンター席へ。本日のおすすめパスタとそれに合わせた赤ワインを頂戴しました。ここはお肉料理が有名で、併設している物販店舗ではハムやパテ、ジャムやオイルなども買えるのです。あぁ、ここで律ちゃんと一緒に食べたかったなぁ…。

ランチの後は、ショッピングを再開。Max Maraのカジュアルライン専門店「Weekend」で、パンツを試着。するとパンツ丈のお直しの必要もなく、「もの凄く似合ってしまった」ので、店員さんは色違いも持って駆け寄ってきます。どちらも着まわしできそうな便利な色なので、迷った揚げ句両方ともお買い上げ。そしてそのパンツと組み合わせるととっても素敵なニットのベスト、インナー、スーツの上からも着れちゃう防寒レインコートも頂くことにしました。

さらに「お客様はきっとパープルお好きですよね?こちらは今年のトレンドのアーガイルのカーディガンですが、パープルなんですよ」と着せられてしまい、やっぱりとても良く似合ってしまったので、同色のシャツと合わせてお買い上げ…。

・・・ついつい病気が出ちゃいました。30分で10着試着して(まんまと!)7着も買っちゃいました。今年の秋冬分の「まとめ買い」です。でも今は歴史的なユーロ安だし、これだけ買うとDuty Freeになって15%還元されるし…。ま、自分へのご褒美ということで♪荷物がいっぱいになってしまったので、一度ホテルに戻ることにしてバスに乗りました。雨も上がったし、荷物を置いて、まだ陽があるうちに最後の1枚を描かなくては。

まずはホテルからすぐ近くのマルトラーナ教会(外はボロボロですが、中は金ぴかキラキラなんです)を見学。そして肝心のスケッチは、その横の赤い帽子が並んでいるような不思議な屋根が気になったカタルド教会に決めました。

1時間弱で描き上げると外はだいぶ薄暗くなって、小雨も降りだしてきました。ならば夜ごはん前に「もうひとショッピング」と思い立ち、再びバスで5分ぐらいのところにあるVia Roma沿いの百貨店「リナシェンテ」へ。ここなら夜8時まで開いているし、色々な名店も入っているので効率よくお買い物できちゃいます。

とりあえずは最上階へ。「イタリアの三越」ことリナシェンテは、ミラノ店はガレリアの並びにあって、最上階のテラスカフェからは、ドゥオモを間近で眺めながらお食事できるのでお気に入りなのですが、ここパレルモ店は?

やはり最上階はレストランフロアで、さらに屋上に出ることもできました。屋上からはパレルモの街並みが一望できます。こうやってみると夜景もなかなかです。お土産用の小物を買っていたら閉店時間になってしまったので、ここでは食事をしないで再びホテルに戻ることにしました。

荷物を部屋に置いて、フロントのお兄さんに「この近くの美味しいお店は?」と聞くと、さきほどスケッチをしていたマルトラーナ教会広場にあるピザ屋さんが「安くて、美味しくてお勧め」とのこと。ピザ専門店だけに色々なバリエーションがあって迷ったので、お店の名前がついたピザを頼むと、マッシュルームとアーティチョークがたっぷり乗ったピザが出てきました。うーん、美味しそう♪

大好きなアーティチョークピザでしたが、独りご飯はやっぱりちょっと寂しいな…と思っていると、足元に猫ちゃんがやってきました。お座りをしてじっとこちらを見上げて動かないので、ピザに乗っていたソーセージを差し上げました。結局、猫ちゃんは私が食事している間はずーっと足元にいてくれたので、一人ぼっちの夕飯にはならずに済んだのでした。

明日はいよいよ帰国。でもこの時にはまだ帰路で遭遇する「最後の試練」が残っていた事は知るよしも無かったのでした。(・・・冒険はまだまだ続く)

January 9, 2011

Sicilia 2010 Giorno 6-II -- シチリア冒険記(9)

When the missions are all completed, it is the time for me and Ritsuko to say good bye. As Ritsuko left for Tunis on time, I went back in the city Palermo to continue my adventure in Sicily by myself. As a matter of fact, there are several missions left for me...shopping, painting and having massage at the luxury city hotel.

無事にレンタカーを返却し、チュニジアに戻る律ちゃんを見送ります。その後はパレルモに戻り、ホテルでゆっくりエステ・タイム♪です。

<Giorno6-2: パレルモに戻り、優雅にエステ&ショッピング、そしてグルメを楽しむことにします>
さっきの「クレーム処理」で必要以上に声を張ってしゃべりまくったので、私は喉カラカラです。でも無事にデポジットも戻ってきたし、律ちゃんのフライトにも間に合ったし、とりあえずひと安心です。

律ちゃんが搭乗ゲートに入る時間が来たので、11月に東京で会う約束をして見送りました。往路は大幅に遅れた便でしたが、On Timeで出発です。

12:50pm 3つ目のミッションも無事に終了です!

空港からは地下鉄でパレルモ中央駅に戻って来ました。ホテル「クイントカント」までは1.5kmぐらいあるので、ブラブラ歩きながら戻る事にしました。駅の近くの路地裏に市場を発見!パレルモ市民の「胃袋」に潜入です。

色とりどりの新鮮な野菜や果物が積み上げられています。歩みを進めていくと、お肉コーナーを発見。ぜひチャーシューを作ってみたくなる見事な肩肉のブロックに見とれていると、昨夜律ちゃんと入ったレストランで食べた「串焼き風グリル肉」の正体を発見!なるほど、こうなってるのね。調理前だけど美味しそうです。

ホテルに戻ってチェックインを済ませ、せっかくなのでホテル内のスパ施設でマッサージをしてもらうことにしました。スパ施設は火曜が定休日なので、今夜がラスト・チャンスなのです。 スケッチもショッピングもしたいですが、とりあえずマッサージの予約を入れてから・・・ということにしました。

スパのカウンターに行くと、ハンサムな男性従業員のエリオが対応してくれました。夕方からは予約が入っているので「今、これからすぐなら50分の全身コースが可能ですよ」とのこと。部屋からふらりと出てきただけでしたが、思いがけずそのままマッサージ・セラピーを受けることに。

更衣室に通され「下着やジュエリーは一切身につけず、これに着替えてください」とガウンと使い捨ての紙製のショーツ(Tバック!)を渡されました。着替えて廊下に出ると、Elioがまっていて「さぁ、こちらへ」と導かれます。間接照明でムードたっぷりのプール(残念ながら今日は時間がないので水中セラピーはできませんでした)の横の良い香りのする個室に通されました。間接照明で薄暗い部屋の真ん中には、ウォーターベッドがありました。どうやらこの上に横たわり、浮遊した状態で体の歪みを確かめながら全身マッサージを受けるシステムのようです。

エリオ「では、ガウンを脱いでベッドに仰向けに横になってください」

えぇ!?エリオ、まさかあなたがマッサージをするの?

エリオ「ささっ、時間が無いので、すぐに始めますよ。目を閉じて…リラックスして・・・はい、お休みなさい♪」

今さら抵抗できないので素直に従うことにして、全身を任せることにしました。私の体の歪みや凝り具合を見てリンパマッサージを施してくれながら、エリオは自分がパレルモにあるプロ・サッカーチームのトレーナーであることを話してくれました。ミラノで勉強した後に出身地のパレルモに戻ってきてこの仕事をしているけれど、保守的な土地柄なので男性がプロのエステティシャンとして活躍することに偏見が多くて不満なのだそう…。確かにTバック1枚で男性にマッサージしてもらう事に抵抗が無いと言えば嘘になりますが、さっき恥ずかしがっていたら、彼を傷つけるところでした…良かった。

エリオはプロ意識&技術も高くて、マッサージ後は体がすっきりと軽くなったのが分かりました。それにしてもセラピー中にずっと流れていたBGMはジョージ・マイケルだったので、ついつい吹き出しそうになりました。そっか…エリオはあっち側の人だったのね。若くてハンサムな男性だからちょっとドキドキしちゃったけど、そうと分かればもう全然恥ずかしくありません。

仕上げにエリオ特製の調合オイルで全身をすべすべ&ツルツルに仕上げてくれました。

エリオ「ところでMINAは今、何歳?ここには欧米・アジア国々からたくさんお客様が来るけれど、こんなに肌のキメとか張りのコンディションが良い人は珍しいですよ」

人を年齢や見た目で判断して対応を変える人が大嫌いなので普段は年齢の話をしない私なのですが、すっかり気を良くしてエリオには正直に年齢を言うと「多分25-26歳、マックス28歳ぐらいと思ってたから年齢を聞いたのに…」と目を丸くしています。エリオ、良い人ね。もしまた次にシチリアに来る事があったら、またあなたを指名してマッサージしてもらうわね。

マッサージを終えて夕方の街にお買い物に繰り出すことに。でもとろける様な全身エステで体がフニャフニャになっていたせいか、それとも連日の長時間ドライブでの疲れが出たのか、石畳に躓いて何度も捻挫して弱っている右足首を捻ってしまいました。ものすごい激痛が走ったので慌ててホテルに戻り、旅行用ポーチに入れっぱなしになっていた冷えぴたシートを当てて冷やすことにしました。

大事をとってこの日のショッピングは断念して、部屋から見える教会の屋根をスケッチして過ごすことにしました。

ディナーも遠出はせず、ホテルの中庭にあるレストラン「Bye Bye Blue」で食べました。でもここが大当たり!典型的なシチリア料理をアレンジした創作料理の店なのですが、モンデッロの姉妹店がミシュランで1ツ星を獲得した評判のお店だったのです。

スライスの断面が美しいタコのカルパッチョや、白身魚の3種のグリル、洋ナシのコンポートなどを美味しく頂きました。明日、足の腫れが引いたら、今日できなかったショッピングに繰り出すことにしましょう。

January 5, 2011

Sicilia2010 Giorno 6 -- シチリア冒険記(8)


On the last day of me & Ritsuko's adventure, I have to send my best friend off at the Palermo airport because Ritsuko leaves for Tunis this afternoon. However, before seeing her off at the airport, I had several missions to clear......Here We Go!!

一足先にチュニジアに向けて出国する律ちゃんを見送りにレンタカーで空港へ。車はこの日に返却予定なので、レンタカー会社とは「例の一件」で交渉しないといけません。

<Giorno6-1:レンタカー返却でパンク費用交渉→自分がパンク!?の大ピンチの巻>ゴージャスなスイートルームでの朝食後、チュニスに戻る律ちゃんの見送り(Mission I)&レンタカー返却(Mission II)のためにパレルモ空港に向かいます。私はこの後パレルモにもう2泊するので、空港に向かう前に次に泊まるホテルに寄ってトランクだけ預けておく(Mission III)ことにしました。

今日はミッション目白押しなので、スイートルームには早々にお別れを告げて出発です。2連泊するのは、市内中心部のクアトロカントにある「クイントカント」。すべての観光スポットから15分以内という絶好のロケーションながら、有名レストランやスパ施設も併設されています。ウッチャルドーメと同経営なので、チェックアウト時にホテルのフロントから電話を入れてもらい、荷物だけ先に預けておく旨を連絡してもらいました。

昨夕、迷走した狭い路地を走りながら、無事にホテル近辺に到着。ホテルの人に教えてもらった通りに向かい側の教会広場に車を停めて、トランクを持ってホテルに走り、フロントに預けて車に戻りました。

9:15am 最初のミッション、 完了です!

市内の道を入り、空港に向かう高速道路に乗ります。途中、例の「タイヤの空気圧をチェックしてください」サインはインディケーターに出てきましたが「OK」を押してそのまま空港に走ります。あと30km、無事に走ってくれれば良いのです。

10時過ぎに空港に到着し、問題だらけだったベンツを駐車スペースに停めてオフィスへ。何の問題もなければカウンターでキーを戻すだけで良いのですが、今日は「パンク問題」での重要な交渉があるので、そのままカウンターに並びます。私たちの前にはビジネスマン風の男性が二人。イタリア語なのでザックリとしか理解できませんが、どうやら入れておいた予約がちゃんと入っていなかったともめています。しびれを切らした一人が、鞄からPCを取り出し、保存してあった予約ページを見せて「ほら、この通り、ちゃんとコンファームだってしてるじゃないか」とアピールしています。これはどうやら、私も相当頑張ってクレームしないといけないようです。

「律ちゃん、私もちょっと強めに怒るけど、気にしないでね」と宣言しておいて、順番がきたのでカウンターに歩み寄ります。「今回はこちらのレンタカーのおかげでひどい目に遭いました。数時間高速道路を走っただけでパンクするなんて、どう考えても整備不良ですよね?あまりに悪質です。責任者の方とお話させてください」カウンターの中にいた女性の顔色が変わりました。

さらに「こんな時にとっても効果的」なAmerican English炸裂&持ち前の良く通る声で、クレームを続けます。「そもそも、予約した車とは違う車種が来たところからおかしかったんです。アップグレードして『良い車をご用意しました』だなんて上手いこと言って、タイヤはボロボロ…。パンクしただけで済みましたが、これが大事故につながる可能性だってあるんですよ。車内の清掃も行き届いていなかったし、最初から問題車をあてがったんじゃないでしょうね?」

周囲のレンタカー会社の人や列に並ぶ人々にも私の声は聞こえています。慌てたカウンターの女性が「分かりました。整備責任者を呼びますので、一緒にもう一度車の場所までおいでいただけますか?」と、駐車場に飛び出していきました。荷物がある律ちゃんには建物のところで待っていてもらうことにして、すっかり戦闘モードの私だけがイタリア人相手の交渉に向かいます。

車の所には整備士2人が待っていました。車体やホイールに傷がないことを確認し、ラグーサでタイヤを交換した経緯を説明しながら、トランクに入ったままのパンクタイヤも見せました。あまりに酷いタイヤの状態に、整備士の二人は頭を抱えています。カウンター係の女性と二人の整備士が激しくイタリア語で言い合っています。大きく首を振って、困惑した表情の整備士をなだめつつ、女性が私に説明します。

女性「この車は新車のベンツで、お貸しした時の走行距離は2000キロでした。もちろんタイヤだって新品だったはずなんです」
MINA「でもどう見ても、パンクした1本のタイヤだけが状態が違いますよね。何でこんなことになるんですか?」
女性「我々にも分かりません。なぜこんな事になったのか…。誰かがタイヤをすり替えたとしか…」MINA「レンタカーした私が、そんな事情を知るよしもありませんし、私がパンクするようなタイヤにすり替える事なんて出来ませんし、する必要もありえませんよね」
女性&整備士「……。(黙ってうなだれている)」
MINA「パンクの直前には、雨の中、時速50キロで走行していた時に激しくスリップもしましたので、本当に怖かったです。整備不良のレンタカーでパンクだなんて、こんな酷い目に遭ったのは、人生初めてです」
女性「分かりました。カウンターに戻りましょう。パンクした時の状況を詳しくお聞かせください」

しょぼんとしている整備士二人をその場に残し、カウンターに戻ると女性の同僚で彼女より英語が話せる男性が待っていました。地図を見ながらパレルモからラグーサに向かったルートを説明し、パンクに気付いた場所やスペヤタイアに履きかえた場所、タイヤを交換してもらったラグーサの修理工場で「タイヤの老朽化によるパンクだ」と言われた事を説明し、タイヤ交換の領収書とお店の名刺を渡しました。

男性「これはコピーをお渡ししますので、本物はこちらでお預かりします。本社に書類一式と送って再確認させていただいた後に、実費(50ユーロ)はクレジットカード会社経由で返金させていただきます」

MINA「最初の手続きの時に、デポジットとして700ユーロのカード決済書類を作成しましたが、そちらは今、私の目の前で廃棄してください」
男性「5日分のレンタカー費用と保険料がこちらになりますので…はい、こちらの700ユーロは廃棄いたします」

デポジット分の請求書が廃棄されたのを見てひと安心していると、「では最後に、こちらの書類にサインと…ご説明頂いたパンクの状況をこちらの欄にご記入いただけますか?」と男性が書類を出してきました。本社に提出する書類のようです。説明欄はA4の用紙の下半分ぐらい。ふふふ…こう来ましたか。

ジャポネーゼをなめんなよ!

レンタカー時に「アップグレードする」と言われて、予約したフォルクスワーゲンではなくなぜかベンツが貸し出された事から始まり、雨の中の尋常ならぬスリップやパンクの状況、ラグーサでのタイヤ交換時に受けた説明などを連綿と細かな文字で書き綴ります。欄が足りなくなったので、紙を裏返しにしてまた「びーーーっしり」と詳細なレポートを続けました。

最後に「整備不良の車を貸し出すなんて、レンタカー会社としてあるまじき行為ではないか。楽しみにしていた初めてのシチリア旅行でこんな酷い目に遭うなんて、私は非常に残念な思いだ。このような事が二度と起こらないように、会社として事態の解明や改善に努めてほしい」と結んで、1ページ半のレポート作成が完了しました。書類を渡すとカウンターの男性が領収書をくれました。カード決済額は5日分のレンタカー費用と保険料のみ。よーし、OK!

11:10am 2つ目のミッション、完了です!

少し離れたベンチで心配そうに見守っていた律ちゃんの所に駆け寄りました。

律ちゃん「おつかれさま~大変だったね」
MINA「おまたせ~じゃ、行きますか?」

レンタカーオフィスからシャトルに乗って、ターミナルへ。本日最後のミッションに向かいます。(…次の項に続く♪…)

Sicilia 2010 Giorno 5-II -- シチリア冒険記(7)











The last destination of our adventure in Sicily is Palermo, the capital of the island. Though it was not difficult drive from Taormina to the big city, driving in Palermo is a different world. On narrow, winded and complexed pathways DROVE us crasy as nobody really cares about traffic signals and rules here. Besides, we are driving a Mercedes sedan, not a small compact car.

So, our Wild Drive contines even in a big city...

<Giorno5-2:路地裏で迷走→手違いで宿泊するはずの部屋が!?>パレルモ市内の狭い路地は、一方通行のはずが両サイドにしかも好き勝手な方向を向いて車がぎっしり停まっています。この界隈に似つかわしくないベンツで恐る恐る走っていると、突然助手席側の窓から「バシっ!」っと大きな音が。驚いた律ちゃんが声を挙げています。ひゃあああ~~今度は一体何が起きたの!?
良く見るとサイドミラーが駐車している車のミラーにぶつかって倒れたようです。ふぅー・・・ミラーで良かった。左側の路駐の車に気をとられて、助手席側の車に接近しすぎてしまったようです。

MINA「驚かせてごめんね~この道は狭いからこのまま行くね」

また他の車にぶつかりそうだったのでミラーは倒したままにして少し広い道に出るまで走ります。無事抜けきったところで、律ちゃんにもう一度ミラーを起こしてもらって、目的地であるホテルに向かいました。すると、あと200メートルぐらいのところでカーナビはさらに細い、市場の裏通りみたいなところに誘います。もうホテルは近いはずだけど、こんなうら寂しいところに本当に4ツ星ホテルなんてあるの?それにしてもこんな場所に朝まで車を停めていたら、それこそ新品のタイヤなんて片っ端から盗まれてしまいそうです。

「律ちゃん、悪いけどもう一度手でミラーをたたんで!」後ろの車に煽られながらも無事にその道を抜けると、ホテルのある通りにぶつかりました。するとカーナビは「目的地周辺です」と案内をやめてしまいました。・・・ったく、これからが肝心なのにぃ。ホテルらしい建物が分からないまま、再び大通りに出てしまいそうだったので、その手前の駐車場にとりあえず車を寄せて、周囲を探すことにしました。通り名はホテルのある場所と同じですが、ホテルの看板は・・・とんと見当たりません。

駐車場には店じまいして帰ろうとしている、三輪トラックで屋台を引いているおじさんが居ました。どう見ても英語が話せるようには見えませんが、他に人影も無いのでとりあえずおじさんに道を聞こうと、律ちゃんが車を降りてくれました。しばらくして戻って来た律ちゃんは「うーん・・・この近くらしいけど、おじさんの言ってる事、全然分かんないのよね」
困ったねーと話していると、おじさんがこちらにやって来たので、ウインドーを開けて思い切って「Mi scusi, ma e'vicino da qui?(この近いですか?)」と聞いてみました。

自分でも不思議なのですが、窮地に追い込まれると、引き出しの奥の方ですっかり忘れていたイタリア語が口から出てきます。するとおじさんは、すぐ近くだけど、今来た通りに入り直さなくちゃいけないから自分についてくるようにと言っています。おじさんの三輪トラック(と屋台)に先導されて、駐車場を抜け、再び狭い路地裏を抜けます。再びさっきの通りに出たところでおじさんが車を道端に寄せて降りてきました。
「いいかい、ここがその通りだ。建物についている番地を見ながら探すんだよ」

Via Enrico Albanese の34番地だから・・・さっき曲がった角が42。その次の表示が・・・38・・・またまた番号が飛んで次が・・・34・・・!!あったぁ!ありました!ちょうど私達が停まっていた筋向いにその番号が!! 看板は出ていませんでしたが、入り口ドアは確かにモダンなプチホテル風です。

おじさんにお礼を言っている間に律ちゃんがホテルの入り口を見に行ってくれて、ホテルの人と一緒に車の方に戻って来てくれました。駐車場に案内されて車を敷地内の安全な場所に置き(ここでタイヤを盗まれたら笑い話だし・・・)、荷物を引いて再びロビーへ。さきほど案内してくれた受付の女性が笑顔でチェックインをしてくれたのですが、パソコンを操作しながら「あ・・・」と低い声をあげています。
MINA「何か?」
ホテルの人「いえ・・・あの・・・お部屋はペントハウスでご予約されていましたね」
MINA「はい」ホテルの人「それが・・・申し訳ないのですが、そのお部屋は今夜いっぱいでして・・・」
ここに来て予約していた部屋がない?もう時間は夜7時半。外も暗くなってきて・・・。律ちゃんと一緒の最後のシチリアの夜は、一体どうなるの?
するとホテルの人が「では・・・スイートルームが空いてますので、そちらにご案内します。差額は結構ですので広いお部屋にどうぞ」とシチリア有名写真家の名前がついたスイートルームに案内してくれました。
えぇえええーーまたぁ!?
ラッキーなのかもしれませんが、今回の旅では「Upgrade」では既に酷い目にあっているだけに、ちょっと疑心暗鬼な私たち。でも、通された部屋を見てまた言葉を失いました。・・・ひ、広い・・・。寝室だけで軽く20畳はありそうです。殺風景ですが中庭に続くテラスや、ジャグジーバスも付いていて・・・新婚さん用?

とりあえず部屋でくつろぎ、ガイドブックを見ながら二人で一緒の最後の夕飯に何を食べるか思案します。でも、お昼のウニのスパゲッティーで野望を達成してしまった律ちゃんは、ここに来て消極的です。お腹は少しずつ空いてきたものの・・・何が食べたいかは決めかねているようです。そこで、ホテルのコンシェルジュから予約を入れてもらうことにしました。何軒かお薦めはあったのですが、日曜日の夜だったのでお休みのお店が多く・・・結局はパレルモ中心部のクアトロ・カントに程近い歴史のあるレストラン「Casa del Brodo」に行く事になり、ホテルからタクシーに乗りました。

小さなお店ですが、人気店のようで満席です。何となくメニューも色々あって目移りしちゃうので、お店のお薦めをコースにしたものを2人分、パスタの種類とメインを変えてお願いする事にしました。
律ちゃんはスープパスタ(水餃子?ワンタン?)、私はトマトソースと茄子のシチリア風ショーとパスタをチョイス。途中で交替しました。トマトソースは甘くてやさしい味、そしてスープパスタは牛肉のブイヨンで煮てあるのでしっかりした、それでいてさっぱりと上品なお味です。メインは、パレルモ名物の「串揚げ風、肉巻きグリル」とグリーン・ソースで食べる牛肉の煮込みが来ました。串揚げはハンバーグを薄切りの豚肉で巻いて、パン粉をつけてオーブンで焼いたもの。美味しいです!

牛肉は煮込んでトロトロになっているものに、食べた事のない不思議な酸味と胡桃や松の実をすりつぶしたとろみのあるグリーンソースをつけて食べます。ちょっとびっくりする味ですが、ちょtっと癖になる味です

ドルチェはグラニータ(レモン味)を頂きましたが、余りにもお腹がいっぱいなので、ホテルまでの1kmちょっとの道のりは、腹ごなしを兼ねて歩いて帰ることにしました。すると、ホテル周辺は(路地裏じゃない側)は、リベルタ通りと言って、東京なら表参道のようなお洒落なブティック街であることが判明。ウィンドーショッピングしながら20分ほどでホテルにたどり着きました。明日、律ちゃんは一足先にチュニジアに向けて帰国・・・。最後の夜はおしゃべりしながら、いつの間にか眠りについていたのでした。