丸の内カフェで"PORTUGAL~ARTE E POESIA”開催中!

2011年1月26日(水)に、丸の内カフェ(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルジング1F)で旅と英会話スキルのセミナー”「私だけの旅」をつくる簡単英会話”の講師を勤めさせていただきました♪受講者の皆さんが、ノリノリで発音練習を一緒にやってくださったので、嬉しかったです。
http://www.marunouchicafe.com/seminar/index.html#20110126

2010年6月1日(火)~14日(月)に丸の内カフェにて、ポルトガルで描いてきた水彩画風景を展示。おかげさまで沢山の方にご来場・ご鑑賞頂きました。ありがとうございます♪

(日本ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントです↓)

http://www.marunouchicafe.com/gallery/index.html#20106130

June 12, 2010

PORTUGAL~Chapter II (リスボン2日目!電車に乗ってシントラ~カシュカイスへ)
















ポルトガル2日目はリスボンから電車で1時間程の世界遺産の町、シントラへ。電車の始発駅、ロッシオに行きシントラへの片道切符を買おうとすると、駅員さんが「往復じゃなくていいんですか?それとも、カシュカイス経由で帰ってくる周遊券もありますけど…」と素敵なアドバイスをくれました。小田急の江ノ島・箱根周遊券みたいなものでしょうか。
実は、前日夜に連絡が取れたカシュカイス在住の友人、イネスとシントラ観光の帰りに会うことにしていたのです。シントラから海辺の町カシュカイスまでがバスで小一時間、そしてカシュカイスからリスボンまでが電車で30分。これを「このエリア全域の電車、バスが乗り放題の1日券(12ユーロ)がありますよ」とのこと。もちろんそれを購入して、既に駅構内で待っていた電車に飛び乗ります。イタリアと違って、電車は清潔で時間も正確。シントラに着くと駅横のインフォメーションセンターへ。そこで市内の地図、シントラの中の遺跡を巡る周遊バスとカシュカイス行きのバスの時刻表をゲット。これらのバスももちろん、周遊券で乗り放題です。

ほどなく、周遊バスが到着。ところが、最初の停留所(シントラ宮殿)の手前でエンジントラブルが発生。古く狭い道は一方通行なのですが、大渋滞になっています。代替バスが追いつく見通しが立たず15分経過…。どうしようかな…と思いました。このまま待っていれば、いずれはバスも動き出すはず。でも、今日はイネスとカシュカイスで18時に待ち合わせていたので、カシュカイス行きのバスに乗る時間等を勘案するとシントラにいられるのは16時過ぎまでの「急ぐ旅」。なので、思い切ってバスを降りて、目的地の「ムーア人の城跡」まで歩く事にしました。地図で見る限り、あと2kmぐらいの道のりのようです。2kmなら20分もあれば行けそうです。と思って歩き始めたものの、山道なので予想外に厳しい道のり…。ちょっとした「ハイキング」、いえ遠足並みです。で、城跡の入り口まで40分ぐらいで到着、さらに城跡の上を歩いて巡るのですが、これまたプチ・万里の頂上のような石造りの険しい道のり。でももう後戻りは出来ません。
ようやく城跡の頂上に到着したのはさらに1時間後。ここから、先ほど観たシントラ宮殿とその先に見えるユーラシア大陸最西端・ロカ岬を望む風景をスケッチします。海から頂上に吹き上げる強いかぜに吹かれながらのかなり過酷な状況で1枚仕上げ、さらに歩いて次なる目的地ペナ宮を目指します。
城跡を降りて、ペナ城の入り口まで歩く事15分。ここからお城まで歩いても15-20分らしいのですが、だんだん時間がなくなってきたので、ここは城内バス(これだけはエクストラ料金)を払って時間短縮です。

ペナ宮の入り口に来て唖然…。こ、これは何かの冗談なの?イスラムやバロック、マヌエル、ルネッサンス様式など、いくつもの建築様式が一体となって佇む様子は正直異様…。どれもゴージャスな作りではあるのですが、こんなに何でもかんでもごちゃ混ぜにしていいはずがありません…。室内もアラビアン、オリエンタル、ロココと「一体、何がしたいの?」と言った趣で、とびきり豪華な「お宝」が所狭しと飾ってあるのですが、うっとりした気分にはなれない何とも微妙な雰囲気だったのでした。とりあえずこの異様な外観をスケッチして城内バスに乗り、駅行きのバス停がある入り口まで戻ります。
ところがここでまたしてもトラブル発生。駅に戻るバスが、待てども、待てどもやってきません…。カシュカイス行きのバスは1時間に1本しかないのですが、刻一刻とバスの時間は近づけど、肝心の駅行きのバスが来ないのです。結局、30分近く待って到着したバスに乗り込むも、カシュカイス行きのバスには間に合いませんでした…。

次のバスまで45分あったので、バス停の向かい側のカフェに入りました。そう言えば、山の上で絵を描いていたのでお昼ご飯を食べてませんでした。で、名物のケイジャーダ(チーズケーキ)とエスプレッソをオーダー。ところが「ひとつ」と頼んだはずが「一袋」(3.5ユーロ)出てきちゃいました。6個入りだったので2個食べて、あとは持ち帰ることにしました。明日の朝ごはんにしようかな。 

予定より1時間遅れでバスに乗り込み、カシュカイスにはイネスとの待ち合わせ時間の15分前に到着。何だか小さなトラブル続きの一日でしたが、結果オーライみたいです。イネスは、昨年1年間日本(西会津市)で芸術活動をしていた絵描きさんですが、今はリスボン郊外にオフィスがある設計事務所で働いていて、リスボンから電車で西に30分ほどのリゾート地、カシュカイスに住んでいるのです。カシュカイスは葉山と江ノ島を足して2でわったような観光地で、なかなか雰囲気があります。  

イネスと一緒に、ポルトガル料理の夕飯。アサリの酒蒸しとタコのサラダ、そして「ポルトガル風・パンのおじや」を注文しました。パンのおじやには生卵を落としてかき混ぜ、蓋をして蒸してたべるのですが、これが絶品!夕陽の中で久しぶりに再会したイネスとの会話も弾む中、素敵なカシュカイスの夜が更けていったのでした。 
   
日本・ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントとして丸の内カフェ(千代田区丸の内3ー3ー1、新東京ビルヂング1F、フリースペース)で開催中の「PORTUGAL~Arte e Poesia」での私の作品展(6月1日~14日)およびポルトガルの旅の魅力を語り合う「トーク・セミナー」(6月30日、19時~)に連動して、昨年夏の私の旅行記をこちらに転載しました。現地の風景や美味しいものの写真、私の水彩画作品とともに、一緒に旅気分を楽しんで下さい。

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