丸の内カフェで"PORTUGAL~ARTE E POESIA”開催中!

2011年1月26日(水)に、丸の内カフェ(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルジング1F)で旅と英会話スキルのセミナー”「私だけの旅」をつくる簡単英会話”の講師を勤めさせていただきました♪受講者の皆さんが、ノリノリで発音練習を一緒にやってくださったので、嬉しかったです。
http://www.marunouchicafe.com/seminar/index.html#20110126

2010年6月1日(火)~14日(月)に丸の内カフェにて、ポルトガルで描いてきた水彩画風景を展示。おかげさまで沢山の方にご来場・ご鑑賞頂きました。ありがとうございます♪

(日本ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントです↓)

http://www.marunouchicafe.com/gallery/index.html#20106130

June 12, 2010

PORTUGAL~Chapter IV (リスボン4日目!ベレン地区でゆっくりスケッチ)













朝、目が覚めると喉が痛くて、頭が重いのです。「まずい!」と慌てて電子体温計で検温…でも熱は「36.4度」。いつもよりは若干高めですが、平熱です。どうやら新型インフルではないようで、ひと安心。


なので、イネスに薦められたオビドスの町まで遠出するのは諦めて、リスボン市内でゆっくりスケッチすることにしました。旅の終盤で疲れがたまっているので、無理は禁物と思ったからです。そこで、初日に外観だけ見て圧倒された、市西部・ベレンにある世界遺産「ジェロニモス修道院」をもう一度観に行くことにしました。ホテルの前から路面電車に乗って西に向かいます。目の前の停留所で降りて、改めてその巨大さに圧倒されます。前日に観たトマールの修道院と同様、この修道院も着工は15世紀、完成は19世紀と…うーんと時間がかかっています。どうやら時間をかけすぎて、1F、2F、3Fと建築様式が違ったりします。サンタマリア教会の動脈のように細かく施された天井の彫刻とステンドグラスを観て暗闇に慣れた目に、次に飛び込んで来たのはまばゆ過ぎる太陽光。それも、レース網のような素敵なアーチ越しに青い空と共に飛び込んで来たので、感動してこの景色を一枚スケッチしました。


このような彫刻が、この巨大な修道院の至るところに施されているのです。完成までに500年かかっちゃった事にも納得です。修道院内をぐるりと回って、今度は外観をスケッチしようと外にでると喉が痛くてイガイガしているせいもあり、喉が渇いて仕方ありません。ランチを食べにいったん修道院を離れてテージョ川方面に向かいます。すると偉人たちを彫刻した「発見のモニュメント」の正面にレストランを発見。どうやらカシュカイスでイネスに連れて行ってもらったお店と同じ系列のレストランのようです。そこでひと休みしていると、さらにモニュメントに近い場所にカフェもあることを発見。デザートは場所を移して、そのカフェ(ジェラテリア)で美しいモニュメントをスケッチすることにしました。とりあえず喉が欲する柑橘系のジェラートを頂いてスケッチをしていると、小学校高学年ぐらいの男の子が近寄ってきて、私と私の絵の写真を撮らせて欲しいというので暫し手を休めてポーズ。男の子は私のスケッチに感動しているようで、ちょっと照れくさかったのでささっと仕上げ、微笑んでその場を去りました。


再び修道院の前に戻り、ベンチに座って外観を描きました。この修道院もまたマヌエル様式の粋を極めていて、スケッチには1時間ちょっとかかってしまいましたが、何とか描き終えて旧市街方面のバスに乗りました。そして、ホテルの前でこの日最後のスケッチ…坂道を上がってくる路面電車を仕上げました。うん、今日は体調悪いのに頑張った♪で、ご褒美のディナーはお肉にすることにしました。これまでポルトガルに到着以来お魚が多かったので、風邪っぴきをふっ飛ばすためにも、お肉「フランゴ・アッサード(ロースト・チキン)」を頂きました。


付け合せのポテトはとても食べ切れそうになかったので、野菜を取るためにトマトのサラダを注文。日本で食べるより酸っぱいトマトがちょうど良い加減のドレッシングになっていて塩味の鶏をよりさっぱり食べることが出来ました。メインの前に頼んだジャガイモとキャベツのスープ「カルド・ベルデ」もやさしく美味しい味でした。


ただ1つ残念だったのがデザートでした。メニューを読んだところで分かるはずもなくお店のお兄さんに「お兄さんのお薦めスイーツをくださいな」とお願いしたら出てきたのがこの「Baba de Camelo」。ポルトガルのスイーツは焼き菓子が多く、全般的に色目が地味なのですが、こいつは見た目の地味さではピカイチです。


ところが、トロっとした茶色い液体をスプーンですくって口に入れた瞬間、そのインパクトの強さにびっくり!あ…あ…あっまぁぁぁーーーーいっ!!たまらずお兄さんに材料を尋ねると、お兄さんはニッコリ笑って「コンデンスミルクをじっくり、じっくり煮込んだものです」とのこと。そりゃあ甘いはずです。でもお兄さんがニコニコしながら「おいしいでしょ?僕、これが一番好きなんです」とこちらを見ているので残すわけにも行かず、頑張って食べました。あぁー、喉が渇くぅぅぅ…。軽くクラっと目眩を覚える甘さでした…。



日本・ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントとして丸の内カフェ(千代田区丸の内3ー3ー1、新東京ビルヂング1F、フリースペース)で開催中の「PORTUGAL~Arte e Poesia」での私の作品展(6月1日~14日)およびポルトガルの旅の魅力を語り合う「トーク・セミナー」(6月30日、19時~)に連動して、昨年夏の私の旅行記をこちらに転載しました。現地の風景や美味しいものの写真、私の水彩画作品とともに、一緒に旅気分を楽しんで下さい。

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