丸の内カフェで"PORTUGAL~ARTE E POESIA”開催中!

2011年1月26日(水)に、丸の内カフェ(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルジング1F)で旅と英会話スキルのセミナー”「私だけの旅」をつくる簡単英会話”の講師を勤めさせていただきました♪受講者の皆さんが、ノリノリで発音練習を一緒にやってくださったので、嬉しかったです。
http://www.marunouchicafe.com/seminar/index.html#20110126

2010年6月1日(火)~14日(月)に丸の内カフェにて、ポルトガルで描いてきた水彩画風景を展示。おかげさまで沢山の方にご来場・ご鑑賞頂きました。ありがとうございます♪

(日本ポルトガル通商修好条約締結150周年記念イベントです↓)

http://www.marunouchicafe.com/gallery/index.html#20106130

January 5, 2011

Sicilia 2010 Giorno 5-II -- シチリア冒険記(7)











The last destination of our adventure in Sicily is Palermo, the capital of the island. Though it was not difficult drive from Taormina to the big city, driving in Palermo is a different world. On narrow, winded and complexed pathways DROVE us crasy as nobody really cares about traffic signals and rules here. Besides, we are driving a Mercedes sedan, not a small compact car.

So, our Wild Drive contines even in a big city...

<Giorno5-2:路地裏で迷走→手違いで宿泊するはずの部屋が!?>パレルモ市内の狭い路地は、一方通行のはずが両サイドにしかも好き勝手な方向を向いて車がぎっしり停まっています。この界隈に似つかわしくないベンツで恐る恐る走っていると、突然助手席側の窓から「バシっ!」っと大きな音が。驚いた律ちゃんが声を挙げています。ひゃあああ~~今度は一体何が起きたの!?
良く見るとサイドミラーが駐車している車のミラーにぶつかって倒れたようです。ふぅー・・・ミラーで良かった。左側の路駐の車に気をとられて、助手席側の車に接近しすぎてしまったようです。

MINA「驚かせてごめんね~この道は狭いからこのまま行くね」

また他の車にぶつかりそうだったのでミラーは倒したままにして少し広い道に出るまで走ります。無事抜けきったところで、律ちゃんにもう一度ミラーを起こしてもらって、目的地であるホテルに向かいました。すると、あと200メートルぐらいのところでカーナビはさらに細い、市場の裏通りみたいなところに誘います。もうホテルは近いはずだけど、こんなうら寂しいところに本当に4ツ星ホテルなんてあるの?それにしてもこんな場所に朝まで車を停めていたら、それこそ新品のタイヤなんて片っ端から盗まれてしまいそうです。

「律ちゃん、悪いけどもう一度手でミラーをたたんで!」後ろの車に煽られながらも無事にその道を抜けると、ホテルのある通りにぶつかりました。するとカーナビは「目的地周辺です」と案内をやめてしまいました。・・・ったく、これからが肝心なのにぃ。ホテルらしい建物が分からないまま、再び大通りに出てしまいそうだったので、その手前の駐車場にとりあえず車を寄せて、周囲を探すことにしました。通り名はホテルのある場所と同じですが、ホテルの看板は・・・とんと見当たりません。

駐車場には店じまいして帰ろうとしている、三輪トラックで屋台を引いているおじさんが居ました。どう見ても英語が話せるようには見えませんが、他に人影も無いのでとりあえずおじさんに道を聞こうと、律ちゃんが車を降りてくれました。しばらくして戻って来た律ちゃんは「うーん・・・この近くらしいけど、おじさんの言ってる事、全然分かんないのよね」
困ったねーと話していると、おじさんがこちらにやって来たので、ウインドーを開けて思い切って「Mi scusi, ma e'vicino da qui?(この近いですか?)」と聞いてみました。

自分でも不思議なのですが、窮地に追い込まれると、引き出しの奥の方ですっかり忘れていたイタリア語が口から出てきます。するとおじさんは、すぐ近くだけど、今来た通りに入り直さなくちゃいけないから自分についてくるようにと言っています。おじさんの三輪トラック(と屋台)に先導されて、駐車場を抜け、再び狭い路地裏を抜けます。再びさっきの通りに出たところでおじさんが車を道端に寄せて降りてきました。
「いいかい、ここがその通りだ。建物についている番地を見ながら探すんだよ」

Via Enrico Albanese の34番地だから・・・さっき曲がった角が42。その次の表示が・・・38・・・またまた番号が飛んで次が・・・34・・・!!あったぁ!ありました!ちょうど私達が停まっていた筋向いにその番号が!! 看板は出ていませんでしたが、入り口ドアは確かにモダンなプチホテル風です。

おじさんにお礼を言っている間に律ちゃんがホテルの入り口を見に行ってくれて、ホテルの人と一緒に車の方に戻って来てくれました。駐車場に案内されて車を敷地内の安全な場所に置き(ここでタイヤを盗まれたら笑い話だし・・・)、荷物を引いて再びロビーへ。さきほど案内してくれた受付の女性が笑顔でチェックインをしてくれたのですが、パソコンを操作しながら「あ・・・」と低い声をあげています。
MINA「何か?」
ホテルの人「いえ・・・あの・・・お部屋はペントハウスでご予約されていましたね」
MINA「はい」ホテルの人「それが・・・申し訳ないのですが、そのお部屋は今夜いっぱいでして・・・」
ここに来て予約していた部屋がない?もう時間は夜7時半。外も暗くなってきて・・・。律ちゃんと一緒の最後のシチリアの夜は、一体どうなるの?
するとホテルの人が「では・・・スイートルームが空いてますので、そちらにご案内します。差額は結構ですので広いお部屋にどうぞ」とシチリア有名写真家の名前がついたスイートルームに案内してくれました。
えぇえええーーまたぁ!?
ラッキーなのかもしれませんが、今回の旅では「Upgrade」では既に酷い目にあっているだけに、ちょっと疑心暗鬼な私たち。でも、通された部屋を見てまた言葉を失いました。・・・ひ、広い・・・。寝室だけで軽く20畳はありそうです。殺風景ですが中庭に続くテラスや、ジャグジーバスも付いていて・・・新婚さん用?

とりあえず部屋でくつろぎ、ガイドブックを見ながら二人で一緒の最後の夕飯に何を食べるか思案します。でも、お昼のウニのスパゲッティーで野望を達成してしまった律ちゃんは、ここに来て消極的です。お腹は少しずつ空いてきたものの・・・何が食べたいかは決めかねているようです。そこで、ホテルのコンシェルジュから予約を入れてもらうことにしました。何軒かお薦めはあったのですが、日曜日の夜だったのでお休みのお店が多く・・・結局はパレルモ中心部のクアトロ・カントに程近い歴史のあるレストラン「Casa del Brodo」に行く事になり、ホテルからタクシーに乗りました。

小さなお店ですが、人気店のようで満席です。何となくメニューも色々あって目移りしちゃうので、お店のお薦めをコースにしたものを2人分、パスタの種類とメインを変えてお願いする事にしました。
律ちゃんはスープパスタ(水餃子?ワンタン?)、私はトマトソースと茄子のシチリア風ショーとパスタをチョイス。途中で交替しました。トマトソースは甘くてやさしい味、そしてスープパスタは牛肉のブイヨンで煮てあるのでしっかりした、それでいてさっぱりと上品なお味です。メインは、パレルモ名物の「串揚げ風、肉巻きグリル」とグリーン・ソースで食べる牛肉の煮込みが来ました。串揚げはハンバーグを薄切りの豚肉で巻いて、パン粉をつけてオーブンで焼いたもの。美味しいです!

牛肉は煮込んでトロトロになっているものに、食べた事のない不思議な酸味と胡桃や松の実をすりつぶしたとろみのあるグリーンソースをつけて食べます。ちょっとびっくりする味ですが、ちょtっと癖になる味です

ドルチェはグラニータ(レモン味)を頂きましたが、余りにもお腹がいっぱいなので、ホテルまでの1kmちょっとの道のりは、腹ごなしを兼ねて歩いて帰ることにしました。すると、ホテル周辺は(路地裏じゃない側)は、リベルタ通りと言って、東京なら表参道のようなお洒落なブティック街であることが判明。ウィンドーショッピングしながら20分ほどでホテルにたどり着きました。明日、律ちゃんは一足先にチュニジアに向けて帰国・・・。最後の夜はおしゃべりしながら、いつの間にか眠りについていたのでした。

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